妊活中に見直したい生活習慣
妊娠しやすさは、年齢、卵子や精子の状態、子宮や卵管の状態など、さまざまな要因が関係しています。
そのため、「これをすれば必ず妊娠できる」という方法はありません。
一方で、生活習慣を整えることは、ご自身の健康を維持し、妊娠・出産に向けた身体づくりに役立つと考えています。
当院でも、病院での不妊治療と並行しながら、生活習慣の見直しについてご相談を受けることが多くあります。
まずは、ご自身の生活を振り返ってみましょう。
妊活中の生活習慣チェック
次の項目で気になるものはありませんか?
□ 朝食を抜くことが多い
□ 外食やコンビニ食が続くことが多い
□ 野菜やたんぱく質が不足しがち
□ 水分をあまり摂らない
□ 便秘や下痢を繰り返している
□ 睡眠時間が短い、または睡眠の質に満足していない
□ 運動する習慣がほとんどない
□ 慢性的な疲労感やストレスを感じている
□ 喫煙している、または受動喫煙の機会がある
□ お酒を飲む機会が多い
当てはまる項目があっても、それだけで不妊という意味ではありません。
生活習慣を見直すきっかけとして参考にしてください。
当院で大切にしている3つの身体づくり
① 食事を整える
妊活中だから特別な食事が必要というわけではありません。
和食を中心とした食生活で、主食・主菜・副菜をできるだけバランスよく取り、肉・魚・卵・大豆製品などから良質なたんぱく質を摂ることをおすすめしています。
スーパーのお惣菜や外食を利用しても問題ありません。サラダやゆで卵、お味噌汁などを追加するだけでも、栄養バランスは改善しやすくなります。
食事の回数や食事を摂る時間帯も出来るだけ統一した方が身体が整いやすくなります。
また、妊娠を希望される方には、葉酸をはじめ必要な栄養素についてもご案内しています。
② 腸内環境を整える
便秘があるから妊娠しにくい、というわけではありません。
しかし、お腹の調子が整うことで食欲や体調が安定し、毎日を快適に過ごしやすくなります。腸内環境の改善は子宮内環境(子宮内フローラ)の改善にも役立ちます。
食物繊維を含む野菜や果物、発酵食品などを取り入れながら、適度な水分補給を心がけましょう。
水分の必要量には個人差がありますので、一度に大量に飲むのではなく、1日1.5ℓ~2ℓを目安にこまめに補給することをおすすめしています。
③ 身体を動かす
適度な運動は、体力づくりや体重管理、睡眠の質の向上、気分転換にもつながります。
ウォーキングやストレッチ、下半身をメインに軽い筋力トレーニングなど、無理なく続けられる運動を習慣にしてみましょう。
妊活中だから激しい運動をする必要はありません。
反対に、採卵前後や胚移植後など、運動を控えた方がよい時期もありますので、その際は病院の指示を優先してください。
当院の考え方
病院では、卵子や精子、子宮やホルモンなどを詳しく検査し、医学的な治療を行います。
当院では、鍼灸や整体を通して、身体の緊張や疲労、自律神経の乱れなどを整え、日常生活を少しでも快適に過ごせるようサポートしています。
生活習慣だけで妊娠が決まるわけではありません。
また、鍼灸だけで不妊治療のすべてを補えるものでもありません。
だからこそ、病院での治療と身体づくりを両立させることが大切だと考えています。
患者さん一人ひとりの生活スタイルや治療計画に合わせて、「無理なく続けられること」を一緒に考えていきます。




