逆子の治療について

逆子治療

東洋医学には逆子の灸というお腹の赤ちゃんを戻すというお灸療法があります。治療としては至陰(足の小指の先)と三陰交というツボを使います。

逆子が戻りやすい時期は一般に28週くらいまでと言われています。お灸による逆子治療が成功したもののうち、治療を開始した時期が早ければ早い方が成功する確率が高くなっています。

初産婦の場合の開始時期

治療開始時期:
30週未満であれば約87%
治療開始時期:
32週以降であれば約69%
治療開始時期:
34週以降であれば約60%
治療開始時期:
36週以降であれば約14%


というデータがあります。
(医歯薬出版株式会社 逆子の鍼灸治療より一部抜粋)

経産婦の方は臨床経験上、上記の数字より多少改善率が高い印象があります。まずはご相談下さい。

治療回数

治療回数としては3~6回(平均4回)で効果が出ます。

もしも効果の出ないときは赤ちゃんにとってその位置が居心地がいいのか、へその緒が身体に巻きついていること等が考えられます。逆子体操も効果的ではありますが様子をみて引き伸ばしていると改善率はグングン低下していきます。妊娠30週前後で産婦人科で逆子と言われたら当院で治療を受けて下さい。

※当院のお灸は心地よい程度の熱さですが、逆子のお灸だけは少し熱いです。2~3ミリ程度の火傷のリスクもあります。(仮に火傷しても1週間ほどで良くなります。)治療中、熱さはできるだけ我慢して頂きますのでご了承の上ご来院下さい。